失くした「言葉」を取り戻すまで/清水ちなみ2024年01月15日 18:42

https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163916637


序章:くも膜下出血/「手術はイヤ」と帰宅
第1章:手術/テープに残された手術前日の声
第2章:集中治療室/[「お母さん」と「わかんない」しか話せない
第3章:一般病棟/子供たちのお見舞い
第4章:リハビリテーション病院/自分の名前もピンとこない
第5章:スペシャルセラピスト/右手の握力が二倍に
第6章:私のサリバン先生/紙のキーボードでパソコンの特訓
終章:十年が過ぎて/結構楽しい私の生活

この本に出てくる好きな文章は「お医者さまにも説明できないことが、私の脳の中で起こっていた。人間ってすごいですね」
本当にそう思う。人間って不思議で、良い意味ですごい。

序章で出てくる「手術直前までいったのに、帰宅した」というエピソード。旦那さんの判断がすごい。
手術しないことで最悪の結論になるとしても、本人の判断として尊重したんだろうけど、多くの人は「その(本人の)判断を許したことによる最悪の結果になってしまうこと」から逃げたくて、強引に説得するんだろうなぁと思う。

途中に出てくるし、自分もよく考えることだけど「この病気になった人は必ず死ぬ。でも、この病気にならない人が、自分よりも先に、このあとすぐに交通事故で死ぬことだってある って」いうのも、大げさだけどありえない話ではない。

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